2002年12月28日
がじまん第6号
句読点を確立しよう
句読点を含む「くぎり符号の使い方」については、現在、なお、統一された基準はなく、まちまちである。しかし、昭和二十一年三月に文部省から案が出され、それを参考にして、教科書会社やマスコミ界などでは、いちおう独自の用法を制定している。
①句点の使い方
句点(マル)の打ち方について、文部省案と現行のマスコミ案との間には、カギやカッコと併用するときに、違いが出ている。つまり、文部省案では、「 」( )の中でも文の終止には打つ。
しかし、マスコミでは、マルもカギやカッコも「くぎり符号」の一種なので、重ねて使用することは避けたほうがよいとの考えで、カギやカッコの中では打たないのが一般的である。しかし、そのために、新しい問題が出ている。マスコミ案では、カギやカッコの後にマルを打たなければならない事例も出ているからである。
そこで、各自の句読法を確立するには、文部省案に拠るか、それともマスコミ案に拠るか、ということが課題になるだろう。
②読点の使い方
読点(テン)の打ち方については、文部省案と現行マスコミ案との間に、さしたる相違点があるとは思われない。だいたい、次の五点くらいを念頭に置いておけばいいのではないかと思われる。
1 テンは、文の中止に打つ。
2 テンは、副詞的語句の前後に打つ。(接続詞・感嘆詞・呼びかけとその返事・形容詞的語句が重なる場合も含む。)
3 主題となる語句のあと、提題の助詞(は)の後に打つ。
4 誤解される恐れのあるときに打つ。
5 時・場合・場所・方法などの表す語句が、文全体を限定するとき、その語句のあとに打つ。(前記2に含まれる。)
(注)句読法については、「がじまん第2号」や、総会のときに配布した資料や「白という色」等で確認することが望ましい。
島元巖
句読点を含む「くぎり符号の使い方」については、現在、なお、統一された基準はなく、まちまちである。しかし、昭和二十一年三月に文部省から案が出され、それを参考にして、教科書会社やマスコミ界などでは、いちおう独自の用法を制定している。
①句点の使い方
句点(マル)の打ち方について、文部省案と現行のマスコミ案との間には、カギやカッコと併用するときに、違いが出ている。つまり、文部省案では、「 」( )の中でも文の終止には打つ。
しかし、マスコミでは、マルもカギやカッコも「くぎり符号」の一種なので、重ねて使用することは避けたほうがよいとの考えで、カギやカッコの中では打たないのが一般的である。しかし、そのために、新しい問題が出ている。マスコミ案では、カギやカッコの後にマルを打たなければならない事例も出ているからである。
そこで、各自の句読法を確立するには、文部省案に拠るか、それともマスコミ案に拠るか、ということが課題になるだろう。
②読点の使い方
読点(テン)の打ち方については、文部省案と現行マスコミ案との間に、さしたる相違点があるとは思われない。だいたい、次の五点くらいを念頭に置いておけばいいのではないかと思われる。
1 テンは、文の中止に打つ。
2 テンは、副詞的語句の前後に打つ。(接続詞・感嘆詞・呼びかけとその返事・形容詞的語句が重なる場合も含む。)
3 主題となる語句のあと、提題の助詞(は)の後に打つ。
4 誤解される恐れのあるときに打つ。
5 時・場合・場所・方法などの表す語句が、文全体を限定するとき、その語句のあとに打つ。(前記2に含まれる。)
(注)句読法については、「がじまん第2号」や、総会のときに配布した資料や「白という色」等で確認することが望ましい。
Posted by 沖縄エッセイスト・クラブ会員 at 00:00
│会報がじまん