2010年08月20日
がじまん第196号
二人の駆け引き
七月二十七日付けのスポニチは、二十六日の大リーグ、レッドソックスとマリナーズの対戦の結果と模様をフロント面の全面をつぶして派手に報じた。この試合には日本人同士の「投」と「打」の対決という願ってもない熱いドラマが現出された。
松坂(29)とイチロー(36)の対決だ。どちらも世界水準をいくというトップクラスの大リーガーで、アメリカ全土に限らず、日本全国のファンも注目する最高の顔合わせと言っていい。それが七三三日ぶりの対決というから、ファンにとっては堪えらない試合だ。
さて、ピッチャープレートからホームベースまでの一八・四四メートル間での二人しか知らない駆け引きの「裏」が面白い。
松 坂 (イチローさんを)塁に出せば、それだけでピンチを迎えると思っている。何が何でも抑えてやろうと思った。
イチロー (松坂は)オレの時はいい球投げているよね。
松 坂 イチローさんには、いつでも特別だと思ってもらえる存在でいたい。そのためには、自分のパフォーマンスを発揮できる状態でいなければいけない。
イチロー 二人の駆け引きは、皆さんが思うほど浅いものではない。
イチロー (七三三日の空白について)まあ、面白くないわね。
松 坂 これまで対戦できなかったことは悔しい気持ちがある。
結果、イチローは三打席を空振り三振、一塁ゴロ、三塁ゴロに打ちとられた。ここではイチローの負け。
松坂の場合は、六回四安打一失点と勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。ところが、代わって登板した投手が打たれ、マリナーズに逆転負け。この試合、松坂の八勝目の勝ち星にはつながらなかった。
二人の対決は、久方振りとあって興味をそそるものがあったが、イチローは打席では負けてもチームは勝ち、片や松坂はマウンドでは勝ったがチームは負けという結果になった。
次回は八月二十三日、ボストンでの三連戦がある。もうすぐだが、またの対決が楽しみだ。
垣花幸雄
七月二十七日付けのスポニチは、二十六日の大リーグ、レッドソックスとマリナーズの対戦の結果と模様をフロント面の全面をつぶして派手に報じた。この試合には日本人同士の「投」と「打」の対決という願ってもない熱いドラマが現出された。
松坂(29)とイチロー(36)の対決だ。どちらも世界水準をいくというトップクラスの大リーガーで、アメリカ全土に限らず、日本全国のファンも注目する最高の顔合わせと言っていい。それが七三三日ぶりの対決というから、ファンにとっては堪えらない試合だ。
さて、ピッチャープレートからホームベースまでの一八・四四メートル間での二人しか知らない駆け引きの「裏」が面白い。
松 坂 (イチローさんを)塁に出せば、それだけでピンチを迎えると思っている。何が何でも抑えてやろうと思った。
イチロー (松坂は)オレの時はいい球投げているよね。
松 坂 イチローさんには、いつでも特別だと思ってもらえる存在でいたい。そのためには、自分のパフォーマンスを発揮できる状態でいなければいけない。
イチロー 二人の駆け引きは、皆さんが思うほど浅いものではない。
イチロー (七三三日の空白について)まあ、面白くないわね。
松 坂 これまで対戦できなかったことは悔しい気持ちがある。
結果、イチローは三打席を空振り三振、一塁ゴロ、三塁ゴロに打ちとられた。ここではイチローの負け。
松坂の場合は、六回四安打一失点と勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。ところが、代わって登板した投手が打たれ、マリナーズに逆転負け。この試合、松坂の八勝目の勝ち星にはつながらなかった。
二人の対決は、久方振りとあって興味をそそるものがあったが、イチローは打席では負けてもチームは勝ち、片や松坂はマウンドでは勝ったがチームは負けという結果になった。
次回は八月二十三日、ボストンでの三連戦がある。もうすぐだが、またの対決が楽しみだ。
Posted by 沖縄エッセイスト・クラブ会員 at 00:00
│会報がじまん