2013年05月01日
がじまん第261号
ネーミングいろいろ
サークルや集いには、それぞれ面白い名前がある。私は、ひと月に七回その遊びの集いに出かける。平均すると四日に一度は家をあけ、集いを楽しむ。
「あなたは毎日のようにいろいろな集まりがあるもんだね」と生前の夫はやや不満げに言っていたが、「これで私は元気を得、若さを保っているんです」と、その都度やり返していた。集いの名称もユニークで面白い。先ず月の初めから記してみよう。
●八花会(ようかかい)(毎月八日)
八日の集いにしたのは、八重山婦人連合会の会長を務めていた私の提案で役員OBとの一万円たのもしを立ち上げた。八婦連の八をとって毎月八日とし、八日会から八花会とした。それは私たちは八婦連の花だったと。
●五輪会(いつわかい)(毎月十日)
一九六四年(昭和三九年)十月十日、東京オリンピックの日に立ち上げた三万円(当時は一ドル)のたのもし会。(私の研究教員として本土への旅費支援)オリンピックを記念して続いている。当時三十代の私たち八重山高女二期生は八十代の老春。集えば十八歳の乙女に還り華やぐ。
●いちご会(毎月一五日)
祖国復帰の年に退職した先輩たちは、三月退職が遅れ五月十五日となった。その日を記念して立ち上げたのを、後輩の私たちも仲間に入り楽しんでいる。(月一万円の積立からたのもしへ)
●若月会(ばがつきかい)(毎月二十日)
石垣市婦人連合会役員OBの思い出を語るたのもし会(一万円)。いつまでも若月のように若く美しくとの思いで若月と命名。九十代から七十代の若月が集うと辺りがパッと明るくなり昔話に花が咲く。
●そこぬけ会(毎月二十五日)
底が抜けるまでハメをはずし、バカになり切って楽しみに熱中する月一万円のたのもし会。祖国復帰前の学校は何かと多忙だった。「現場での教師のいかめしい顔を捨て、すべてを忘れて遊ぼうと月に一度、土曜日の半日を提唱した先輩宅で遊ぶ。退職後はそれが月一万円のたのもし会となり延々と続いている。
●絆の会(月の二十日前後の日)
書道教室のメンバーが先生の都合で教室が閉められたときに、その絆を大事にしようと立ち上げた月一万円のたのもし。方言を楽しみつつ過ごす絆の会のふれあいは味わい深い。
●火だねの会(毎月第二日曜日)
現役時代の小学校国語研究サークルの仲間が退職の際、当時を懐かしみサークル名をそのまま使い、たのもし会を立ち上げた。目標に向かって燃える意気を今でも持ち続けている仲間たち。炎が弱まると誰かが火だねを燃え盛らせるフイゴになる。仲間の大先輩九十歳、今年定年退職の六十歳と層は厚いが皆同級生だ。
仲間に会う歓びは大きい。会って喜びを語って元気を分かち合うその時、私は華やぐ八十(やそ)乙女(おとめ)となる。
宮里テツ
サークルや集いには、それぞれ面白い名前がある。私は、ひと月に七回その遊びの集いに出かける。平均すると四日に一度は家をあけ、集いを楽しむ。
「あなたは毎日のようにいろいろな集まりがあるもんだね」と生前の夫はやや不満げに言っていたが、「これで私は元気を得、若さを保っているんです」と、その都度やり返していた。集いの名称もユニークで面白い。先ず月の初めから記してみよう。
●八花会(ようかかい)(毎月八日)
八日の集いにしたのは、八重山婦人連合会の会長を務めていた私の提案で役員OBとの一万円たのもしを立ち上げた。八婦連の八をとって毎月八日とし、八日会から八花会とした。それは私たちは八婦連の花だったと。
●五輪会(いつわかい)(毎月十日)
一九六四年(昭和三九年)十月十日、東京オリンピックの日に立ち上げた三万円(当時は一ドル)のたのもし会。(私の研究教員として本土への旅費支援)オリンピックを記念して続いている。当時三十代の私たち八重山高女二期生は八十代の老春。集えば十八歳の乙女に還り華やぐ。
●いちご会(毎月一五日)
祖国復帰の年に退職した先輩たちは、三月退職が遅れ五月十五日となった。その日を記念して立ち上げたのを、後輩の私たちも仲間に入り楽しんでいる。(月一万円の積立からたのもしへ)
●若月会(ばがつきかい)(毎月二十日)
石垣市婦人連合会役員OBの思い出を語るたのもし会(一万円)。いつまでも若月のように若く美しくとの思いで若月と命名。九十代から七十代の若月が集うと辺りがパッと明るくなり昔話に花が咲く。
●そこぬけ会(毎月二十五日)
底が抜けるまでハメをはずし、バカになり切って楽しみに熱中する月一万円のたのもし会。祖国復帰前の学校は何かと多忙だった。「現場での教師のいかめしい顔を捨て、すべてを忘れて遊ぼうと月に一度、土曜日の半日を提唱した先輩宅で遊ぶ。退職後はそれが月一万円のたのもし会となり延々と続いている。
●絆の会(月の二十日前後の日)
書道教室のメンバーが先生の都合で教室が閉められたときに、その絆を大事にしようと立ち上げた月一万円のたのもし。方言を楽しみつつ過ごす絆の会のふれあいは味わい深い。
●火だねの会(毎月第二日曜日)
現役時代の小学校国語研究サークルの仲間が退職の際、当時を懐かしみサークル名をそのまま使い、たのもし会を立ち上げた。目標に向かって燃える意気を今でも持ち続けている仲間たち。炎が弱まると誰かが火だねを燃え盛らせるフイゴになる。仲間の大先輩九十歳、今年定年退職の六十歳と層は厚いが皆同級生だ。
仲間に会う歓びは大きい。会って喜びを語って元気を分かち合うその時、私は華やぐ八十(やそ)乙女(おとめ)となる。
Posted by 沖縄エッセイスト・クラブ会員 at 00:00
│会報がじまん